2022年12月13日にPSPのクライシスコア発売から15年と3ヶ月の時を経てクライシスコアがリマスター化されました。
リメイクと呼べるほどの劇的な進化をしていますが、実はリマスターなのです。
今回は過去にPSPでプレイ済みで、リマスター版を購入するか悩んでいる人や
FF7Rをプレイしたが、クライシスコアは未プレイの人に向けた内容となっています。
もちろんクライシスコアからFFをスタートしても楽しめます!
トロコン=完全クリアした筆者が、
ネタバレなしで【クライシスコアFF7リユニオン】の魅力をお伝えします。
買ってよかったクライシスコア!
約50時間プレイしたわけですが、
【クライシスコアFF7リユニオン】
めっちゃ良い作品なので、マジで買って良かったです。
でもリマスターということは
基本的ストーリーは同じで今風に便利になったって感じなのかな?
ストーリーはほとんど99%同じと言ってよいでしょう。
ストーリーというかムービーに一部追加要素はあっても1%程度です。
しかし過去にプレイ済みのユーザーも、ラストは覚えているが細かいストーリーは忘れているので、
新鮮な気持ちでクライシスコアを楽しむことができるでしょう。
あれ?
これ新たに追加されたシーン?!
とドキドキしながらプレイできます。
そして何より1番の魅力はバトル要素の超アップグレードです。
もともとバトルのテンポが良かったクライシスコアの良さを活かし、足りない部分をFF7Rのシステムと融合させて爽快感のあるアクションRPGに進化させています。
過去のFF作品でもFF7~12まで各作品リマスター化されていますが、そのどれよりも進化して現代的なバトルが楽しめます。
リメイクとまではいかないが
リマスター⇒リマスラ⇒リマスガぐらいのクオリティ
仮にFFシリーズを未プレイでも、ストーリーも他の作品に比べればかなりわかりやすく、THE主人公ともいえるザックスの明るくわかりやすいキャラクターは好感も持てるでしょう。
ザックスは英雄になりたい夢と誇り
ザックスはソルジャー2ndと呼ばれる神羅カンパニーの傭兵で、英雄になることを夢見る青年(16歳)です。
英雄?なんかザックリとした
夢だな・・・。
この時代の英雄=セフィロスです。
なんとFF7Rでは敵として現れたあのセフィロスのような偉大なソルジャーに自分もなりたいと思いながら任務をこなす日々でした。
他に重要な登場人物としてアンジール、ジェネシスというキャラも登場します。
このセフィロス・アンジール・ジェネシスは1stのソルジャーでありザックスの上流に位置するまさに一流のソルジャーです。
物語はジェネシスが大量のソルジャーを連れて失踪したところから始まり、ザックスはその動乱に巻き込まれていきます。
一方アンジールは頼れる兄貴という感じのキャラクターですが、クラウドの持っていたあのバスターソードを持っています。
バスターソードとそれを取り巻く人の物語にも着目すると更に面白い!
アンジールはザックスに
英雄になりたければ夢を持つんだ
そして誇りも
と諭します。
非常に重要なセリフですので噛み締めながらプレイしていきましょう。
エアリスとザックスの恋愛模様
FF7Rでも登場したエアリスは過去にザックスと接触がありました。
ザックスの明るいキャラクターとクラウドの暗いキャラクターでは方向性が正反対になりますが、果たしてお互いどんな話をするかあなたの目で確かめてみてください。
ちなみにザックスの声優鈴村健一さんとエアリスの声優坂本真綾さんは実の夫婦ですので二人ならではのやり取りも非常に見もの!
物語の途中にはエアリスの好感度によってルートが分岐する要素もあるので是非エアリスにふさわしい伝説のソルジャーを目指してください。
本作のヒロインは間違いなくエアリスですが、サブヒロインとしてシスネやFF7リバース(リメイク2作目)でも登場が期待されるユフィも登場します。
テンポの良い爽快感のあるバトル
クライシスコアは従来のコマンドバトルとは異なりアクション性が高かったのですが、FF7Rを受けて更にアクション要素が増しました。
FF7Rのイージーモードのようにコマンドだけを押してバトルすることはなく、
通常攻撃・回避・ガード・マテリア(魔法・コマンド)を利用して戦います。
物語中盤以降では新たなアクションも追加されよりバトルの楽しさが増します。
常に敵は動き続けるのでその時々に最善の行動でバトルを優位に展開しましょう
エンカウントは非常に滑らかで即戦闘、終了後は即行動できるのでストレスは皆無です。
バトル中の変更点
PSPクライシスコアからバトル中の変更改善点はたくさんあるのでまとめてみました。
従来は装備したマテリアをLRで選択して発動していましたが、Lボタン+各種で一瞬でマテリアを発動することができます。
いざという時に即回復ができるので延命率がUP
通常攻撃⇒コマンドマテリアでダメージボーナスが加わり与ダメがUP
つまりコンボを決めればその分多くダメージをあたえることができる
クライシスコアはD.M.Wという特殊な戦闘システムを持っており、常に左上でスロットを回しています。
キャラが3つ揃うとリミットブレイク、数字が揃うと一時強化やマテリア、ザックスのレベルアップなどの付与効果があります。
えっ?マテリアやザックスのレベルアップもスロット?
つまり運ゲーなの?
一見運ゲーに見えますが、敵を倒すと経験値が貯まる(確認はできない)ので経験値の量によって数字の揃う確率がUPする仕組みです。
⇒時間をかけて初期の敵で粘ってもなかなかレベルは上がらない
D.M.Wと言うシステムは従来PSPにおいて、リーチがかかると専用画面に移行してバトルが中断されました。しかしリマスターではスーパーリーチである心の映像が入らなければ止まらず、ずっとバトルに集中することができます。(心の映像もスキップは可能)
かなりテンポの良かったクライシスコアのバトルも更にテンポアップになります。
昨今のゲームならではのリスタートの早さも魅力の1つです。
やられてもすぐやり直せる、装備を修正して再戦ができます。
⇒セーブポイントまで戻らず再戦可能
装備マテリアをミスって強敵即死からのセーブポイントやり直しは地獄ですね・・・。
グラフィックはFF7Rの3歩手前ぐらいのクオリティ
いやいや、3歩前ってなんなの?
1歩前ならわかるけど・・・。
まだプレイしていない人からすると意味不明かもしれませんが、1歩前と言うには残念な部分があります。
しかし大元は15年前のゲームですから今のグラフィックに起こすことすらかなり大変だったのも分かりますし、グラフィックの綺麗さだけで言えば1歩手前ぐらいです。
いやいやこのクオリティで何いってんの!十分でしょ!
あえて厳しく書きましたが、筆者がグラフィックが残念と思った点は以下のとおりです。
本来ムービーシーンはクォリティが高く、通常シーンでは若干クオリティが低いというのが一般的です。
しかしクライシスコアは逆で、通常時のグラフィックがきれいで滑らかなため逆にムービーシーンの粗さが目立つ状態となっています。
プレイするプラットフォームにも寄る部分はありますが、ムービーシーンで一気に画質が下がり、キャラのモーションがいじっていないようで動きが10年以上前のゲーム感が出ています。
普段の映像がきれいで、フルボイスという豪華な状態なのに動きがなんか違和感を感じることが多々ありました。
通常時+バトル時が良いだけに
ムービーシーンとキャラのモーションに違和感を感じる可能性アリ!
やりこみ要素について
クライシスコアFF7リユニオンはかなりのやりこみ要素があり、リマスターとは思えないほどガッツリ楽しませてくれます。
中でもミッションとマテリアの育成、トロフィーに関しては
かなりの時間を費やしてもマジで楽しかったです。
それぞれについて詳しく紹介していきます。
マテリアの育成・合成が楽しい
FF7でもマテリアの育成は非常に楽しいものでしたが、クライシスコアでは育成の他に合成が追加されています。
合成はマテリアを2種類合成することで補正値(能力値)を上げたり、別のマテリアを作ったりすることができます。
補正値を上げることでレベルの低い状態でも力やHP、体力や魔力を底上げすることで強敵を簡単に倒すことができるようになります。
マテリアレベルを最大にすることで通常合成とは異なったレアマテリアも生成できることから様々な組み合わせを試しながら最強のザックスを作りましょう。
ミッションが300個とめっちゃ多い
クライシスコアにはミッションが300個もあります。
300!?なにかの間違いでは・・・
オンラインゲームじゃないよね?
もちろん序盤は簡単なミッションから開放されどんどん難易度が上がっていきます。
各ミッションはダンジョンのボスを倒すことを目標としており、道中の宝箱を拾いながら強化していきますが、極論宝箱は取らなくてもトロコンには関係無いので1ミッション速いもので1、2分で終わるものも多いです。
トロコンを狙うのならば300個全てのミッションをクリアする必要があるので2周目に回したほうが良い
⇒クリア後はステータスを引き継いで強くてニューゲームが可能(2周目)
バトル自体がとてもテンポ良く面白いのであまり苦にはなりませんでした。
しかし時限性のミッションもあるのでやるときは
しっかりやらないとやり直しする羽目になります。
時限性ミッションとは次の章に進む際に、以後一部のミッションが受けられなくなる取り返しのつかない要素として注意が必要です。
トロコンはかなり大変だが達成感がある
トロコンはなかなか大変ですが、終わった時には大きな達成感を得られるでしょう。
目安としては通常プレイでクリアすると15~24時間ほどでゲームクリアが可能です。
その後トロコンを目指す場合は40~60時間程度かかると見て取り組みましょう。
中でも上で説明したミッション関係をすべて埋めることはもちろん、エアリスの好感度を上げたり、メールを全員から受信したりするのはフラグ回収ができないとトロフィーが入手できません。
最近のゲームと違って時限性、取り返しのつかない要素が多いので
セーブデータは各章分作っておこう!
FINAL FANTASY VII REBIRTH前にクライシスコアを!
FF7リメイクは全3部作と公言されていますが、第2作目のREBIRTH(リバース)が2022年夏時点で【来冬発売予定】と発表されています。
つまり2023年冬~2024年には新しいFF7を楽しめます。
トレーラーにはザックスも登場し、何故かクラウドとセフィロスが一緒に歩いている描写も・・・。
明らかにオリジナルとは違ったルートを見せるFF7リメイクは一体どの方向に進んでいくのか、本作から7年前のクライシスコアFF7リユニオンをプレイして備えましょう。
最後に記事の内容のまとめです。
- まるでリメイクのようなクオリティのリマスター版でFF7の約7年前の話
- 夢と誇り、バスターソードの行方をCheck!
- 従来の良さ+FF7Rの良さを融合させたスタイリッシュバトル
- 利便性がかなりUP
- グラフィックは少し残念な箇所も
前編FF7Rのクオリティを求めてはいけない - やりこみ要素がかなり充実
育成、バトルが好きな人はハマる - トロコンは結構キツいので上手く立ち回ろう
これからクライシスコアやるならどのプラットフォームで?
自分の持っているプラットフォームで購入するのが一番良いのは当たり前ですが、出来ればFPSレートが60のプラットフォームでのプレイをオススメします。
FPS60のプラットフォームであれば1秒間に60枚の画像で構成され、FPS30であれば1秒間に30枚の画像で構成されるためバトルの滑らか度が大きく異なります。
そのため出来れば
- PS5
- Xbox Series X
- Xbox Series S
- Steam(PC)
上記4機種で始めるのがオススメです。
2022年に比べだいぶPS5の供給量が増えてきているようですのでこの機会にPS5を狙ってみるの良いのではないでしょうか。
安く買うならセールを狙うのもあり!
スクウェア・エニックス作品は長期休暇(年末年始やGW、夏休みなど)にセールを実施しています。
加えてPS端末であればサブスクである【PlayStationPlus】に加入すれば今後ゲームカタログに追加され追加費不要でゲームプレイできる可能性もあります。
2023.1時点では追加なしですが、FF7Rが追加されていることからしばらくすると追加されることが予想されます。
ぜひREBIRTH前に一度プレイしてみてください!
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